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兄弟4人で相続するはずが、戸籍調査で新たな相続人が判明…売却したくても進まない相続不動産

不動産トラブル回避

佐藤 貴貞

筆者 佐藤 貴貞

不動産キャリア25年

不動産の購入・売却・賃貸は、多くの方にとって人生の大きな決断です。
だからこそ、疑問や不安を一つひとつ解消しながら、安心して進めていただけるようサポートしています。
不動産は専門用語や分かりにくい仕組みが多いため「難しいことを、誰にでも分かる言葉で伝える」ことを大切にしています。
お客様の状況やご希望を丁寧にお伺いし、無理なご提案はせず、本当に納得できる選択をしていただくことを最優先にしています。

先日、相続した不動産の売却についてご相談をいただきました。

ご相談者様のお父様がお亡くなりになり、ご兄弟4人で不動産を相続する予定でした。

利用する予定もない土地だったため、

「相続登記を済ませて売却しよう」

という流れで手続きを進めることになりました。

ところが、相続登記の準備を進める中で、思いもよらない問題が見つかったのです。

相続人は兄弟4人だけではなかった

相続登記を行う際には、亡くなった方の出生から死亡までの戸籍を調査し、法律上の相続人を確定する必要があります。

司法書士が戸籍調査を進めたところ、ご家族も把握されていなかった相続権を持つ方の存在が判明しました。

ご相談者様としては、

「相続人は兄弟4人だけ」

と思われていたため、大変驚かれていました。

しかし、相続手続きを進める以上、その方も含めて相続人として扱う必要があります。

売却の前に相続手続きが止まってしまった

不動産を売却するには、まず相続登記を完了させなければなりません。

そのためには、

・相続人全員の確認
・相続人との連絡
・遺産分割協議
・必要書類への署名・押印

などが必要になります。

面識のない相続人が判明した場合、連絡先の調査から始めなければならないこともあります。

また、連絡が取れたとしても、相続の内容について合意が必要になるため、当初考えていたよりも大幅に時間がかかるケースがあります。

不動産の価値が高くないことも悩みの種に

今回のご相談でさらに悩ましかったのは、不動産が高額で売却できる物件ではなかったことです。

例えば地方や郊外の土地では、

相続したものの利用予定がない
固定資産税だけがかかる
売却しても大きな金額にならない

というケースも少なくありません。

しかし、売却価格が高くないからといって、相続手続きの手間や費用がなくなるわけではありません。

場合によっては、

・戸籍収集費用
・司法書士費用
・測量費用
・建物解体費用

などが必要になります。

その結果、

「売りたいけれど手続きが大変」 「費用をかけてまで売却するべきか悩んでいる」

という状況になることもあります。

相続人調査の重要性を改めて感じた事例

今回のご相談は、相続登記の重要性を改めて感じる事例でした。

相続手続きは、

「兄弟だけだから簡単」

「家族のことだから把握している」

と思われがちです。

しかし実際には、戸籍を調査して初めて分かることもあります。

相続人が確定しなければ相続登記もできず、不動産売却も進めることができません。

そのため、相続が発生した際には早めに専門家へ相談し、現状を確認することが大切です。

相続した不動産は早めの相談がおすすめです

相続不動産の売却では、

「いくらで売れるのか」

だけでなく、

「売却できる状態なのか」

を確認することも重要です。

特に相続登記が終わっていない不動産は、思わぬ問題が見つかることがあります。

早めに状況を整理しておくことで、将来的な負担やトラブルを減らすことにつながります。

まとめ

今回のご相談では、兄弟4人で相続する予定だった不動産について、戸籍調査を行った結果、ご家族も把握されていなかった相続権を持つ方の存在が判明しました。

そのため、売却の前に相続人の確認や遺産分割協議など、さまざまな手続きを進める必要がある状況となりました。

相続不動産は、売却価格だけでなく、相続関係や権利関係の整理も重要です。

特に利用予定のない土地や、売却価格がそれほど高くない不動産ほど、「まず現状を把握すること」が大切になります。

リアライフ株式会社では、相続不動産の売却相談や、提携司法書士と連携した相続手続きのご相談も承っております。

「相続した土地を売りたい」 「相続登記が終わっていない」 「相続人関係が複雑かもしれない」

そのようなお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。














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